人は通常乳房や乳首が左右一対だけですが、犬や猫などの動物にはたくさんの乳房や乳首があります。
人も哺乳類ですので、進化の名残として、稀に乳房や乳首が複数できる場合があります。
本来のバスト以外の位置にできた乳腺や乳首を副乳といいます。
副乳は、わきの下~乳頭~脚の付け根のライン上にあります。
左右同じ位置に一対の場合もあれば、片側だけの場合もあります。
乳首や乳輪だけの場合はイボやホクロを切除するような要領で切除して、丁寧に縫合します。 乳腺もある場合には、皮膚切除に加えて乳腺をくり抜きますが、くり抜いた部分が陥没しないように修正して、皮膚を丁寧に縫合します。
当院のバストトップ形成の麻酔はナノニードルという極細の注射針で行うので、通常の麻酔よりも痛みが少ないのが特徴です。
それでも心配な方には、笑気麻酔(マスク麻酔)や静脈麻酔(無痛麻酔)をオプションで追加することもできます。
手術後、麻酔が切れると若干痛みが出る場合があります。
痛み止めの内服薬を処方しておりますので、麻酔が切れる前に内服して、手術当日はできるだけ安静にお過ごしください。
患部を保護するガーゼは手術の翌日に外し、以後、石鹸を使いシャワーで洗い流すことができます。
微量の出血が数日程度続く場合があるので、シャワー後に交換用のガーゼを患部に当ててお過ごしください。
日常生活や家事、事務仕事は翌日から可能です。
シャワー浴は翌日から可能、湯船の入浴は1週間後から可能です。
飲酒や運動は1週間控えてください。
乳首への強い刺激は1ヶ月間程度避けるようにしてください。
1週間後に抜糸の通院があります。